どうも、カルロス工務店のカルロス(@crls1031)です。
以前にマジックミラー号の設計図を書きました。
今回、実際に作った際の寸法を記録しておきます。
Contents
軽トラの荷台について
軽トラの荷台の寸法はこのような具合です。
モノタロウに各社の寸法がまとまっていました。
上記の寸法に従って作りました。
【設計図】床の実寸法
荷台幅は1410mmとありますが、実際に測ると1480mmがアオリを取った時の寸法でした。
積載物はトラックの荷台から10%はみ出していいルールがあります。
トラックの全長が3395mm、10%は339.5mm、
トラック荷台寸法1940mmに339.5mm足して2279.5mm。
ゆえに床の寸法は2270mmで作っています。
垂木40mm、スタイロ40mm、303mmピッチで根太が入っております。
裏面は雨対策のためにパネコート、表面は針葉樹構造用合板です。
よって床厚はパネコート12mm、垂木40mm、合板12mmの64mmです。
着脱用の”基礎”について
床の下に単管パイプを串刺しにして着脱できるようにしました。
単管48.6mmが差し込めるように、垂木45mmとゴム平板8mm(合計53mm)で基礎部分を作りました。
【設計図】天板の実寸法
天板は運転席の上のバンクヘッド部分600mmを突き出した寸法なので2870mmです。
垂木30mm、スタイロ30mm、上下ともに2.4mmベニヤを使い、303mmピッチで骨組みが入っています。
それを変性シリコンコーキングでべったりつけることでひとつのパネルとして強度を出しました。
【設計図】左側面の実寸法
左側面にはLIXILのサッシを入れます。
”16015”規格(横1570mm * 高さ1640mm)を入れるため、2mmのバッファを用意した寸法を切り出しています。
「運転席までの立ち上がり1033mm」、「運転席上部の600mmの突き出し」は軽トラを実際に見て判断しました。
垂木30mm、スタイロ30mm、上下ともに2.4mmベニヤを使い、455mmピッチで骨組みが入っています。
天井高を最大限取るための高さ
道路交通法で積載物の制限高さは2.5mとなっています。
天井高を最大限取るためにした計算は以下の通りです
高さ・厚み | 詳細 | |
---|---|---|
制限高さ | 2500 mm | |
荷台までの高さ | 650 mm | |
ソーラーパネル | 3 mm | |
天井 | 35 mm | 合板2.3 / 垂木30 / 合板2.3 |
床 | 64 mm | 合板12 / 垂木40 / 合板12 |
基礎 | 53 mm | 垂木45 / ゴム8 |
天井高 | 1695 mm |
ゆえに室内の天井高は1695mm、約170cmとなっています。
【設計図】右側面の実寸法
右側面は左側面のサッシ分を切り出していないバージョンです。
【設計図】後面の実寸法
後面にも左側面同様にLIXILのサッシを入れます。
“06015”規格(横640mm * 高さ1570mm)を入れるために2mmのバッファを用意しています。
1480mmの横幅に対して、左右の壁厚(35mm * 2枚)を引いた1410mmで作ります。
垂木30mm、スタイロ30mm、上下ともに2.4mmベニヤを使っています。
【設計図】前面の実寸法
前面を作るために、3枚のパネルを用意します。
寸法は図面の通りです。
後面と同様に、1480mmの横幅に対して、左右の壁厚(35mm * 2枚)を引いた1410mmで作ります。
垂木30mm、スタイロ30mm、上下ともに2.4mmベニヤを使っています。
【設計図】室外機の鉄工物
トラックの荷台からはみ出したところに鉄工物をぶら下げ、エアコンの室外機を吊します。
木材で作るとすぐに腐食しそうなので、今回は鉄工所に外注し作ってもらいました。
室外機の寸法が高453mm * 幅679mm * 奥行249mmなので、それに合わせて作ってもらっています。
横からの見た図です。
折りたたみ式のステップをつけ、玄関の上り下りをしやすくしています。
上から見た図です。
あらかじめ床の根太からボルトを垂らしておき、鉄工の穴を通してナットで締められるようにしておきます。
真後ろから見た図です。
真下から見た図です。
室外機をボルトで固定できるように穴を開けておきました。